【二ノ国 II】まるでジブリ映画のようなRPG【RPG】【レビュー】

  • 2020.01.13
  • PS4
【二ノ国 II】まるでジブリ映画のようなRPG【RPG】【レビュー】

 スタジオジブリの制作メンバーが関わっている事で有名な二ノ国シリーズの最新作。前作とは登場人物やバトルシステムなどほとんど要素が一新した。

 

1.このゲームの特徴

★王道のスト-リーと映画のようなムービー
 ざっくりいうと、家臣に裏切られて、国を追われた主人公が1から自分の国を造りあげ、世界を救うべく悪と戦うという王道のストーリー。やや子供向けのストーリーだが、声優が有名な俳優や女優などを起用しており、ムービーがしっかりしているので十分楽しめる。ただムービー以外の部分がフルボイスではなくパートボイスが多いのが残念ではある。

造り込まれた街
 私がこの作品で良いと感じたのは街の造り込みだ。実際の城のように廊下が広くて天井が高い城や、夜のに賑やかな繁華街をモチーフとした街、最新技術が盛んな機械仕掛けの街などがあり、映画の世界を自由に歩き回れるような気分になれる。
 その反面ワールドマップのクオリティは高くない。街ではちゃんとした人間のサイズ感だが、ワールドマップに出ると2頭身のミニキャラになる。 

王国をつくるシミュレーション要素
 レヴァナントキングダムとタイトルになっているように、王国を1から成長させていくキングダムモードが今作の目玉と言ってもいいだろう。キングダムモードでは王国内に新しい施設を造ったり、施設のレベルを上げたりすることが出来る。ショップを造って武器やアイテムを購入出来たり、研究所を造って入手経験値を上げたりと冒険を進めていく事にも影響が出る必須の要素だ。

一新したバトルシステム
 今までの二ノ国はコマンドバトルだったが、今作からアクションに変更。近接攻撃や遠距離攻撃、魔法をつかって戦うことが出来る。キャラによって扱う武器が違うので、いろんなキャラを使うととても楽しい。アクションといっても全然難しくはないので、アクションが苦手という人でも構える必要はないと思う。

バトルをサポートしてくれる『フニャ』
 今作から戦闘がアクションなったため、モンスター仲間にして戦わせる事は出来ない。だが、その代わりに戦闘をサポートしてくれる『フニャ』という生物が参加してくれる。フニャには支持を出す事で、敵を攻撃したり味方のステータスを上げたりしてくれる。このフニャも世界各地で集めたり、王国の研究所でレベルを上げたりとやり込み要素が詰まっている。


★やり込み要素も豊富
  サブクエストや魔物討伐などが多数あるので、そこら辺もしっかりやればそれなりのボリュームにはなる。クリア後仕様の難易度高めのダンジョンもあるのでクリア後もある程度遊べる。
 

2.どんな人に向いてる?

 ジブリ映画が好きな人は是非やってみてほしい。二ノ国のストーリーや訪れる街の雰囲気が映画に出てくるシーンのようで、映画の物語を自分が主人公になって冒険するような感覚でゲームが出来る。
 RPG好きな人も楽しめると思う。基本的にはRPGなので、ドラクエとかFFのようなゲーム性だ。自分もジブリ映画が好きだからではなく、RPGがしたいという理由でこの作品をプレイして、十分楽しむ事が出来た。

 

3.総評

楽しさ:★★★★☆
難しさ:★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
やり込み度:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

 王道のRPG感や、王国発展のシミュレーション要素がとても楽しかった。だが、ストーリーや難易度は子供向けなので、ハラハラする要素などは無かった。子供から大人まで遊べるゲームではあるが、PS4ユーザーはエキサイティングなゲームの方が好きな傾向があるので、オススメ度は真ん中位。

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